ぴのこのはなし

個性的な家族と育つ母のブログです

もう、息子にジミニークリケットはいらない。

長男あおは今22歳

知的障害中度

障がい者雇用で働いています。

 

知的障害との診断は小6で、それまでは多動、情緒障害が目立っていたのでADHDという診断でした。

 

とにかく次の行動が読めないので、一緒に行動する時はいつも側についていて直ぐに静止出来るように

あおの一挙手一投足、言動が心配で常に見ていました。

…というか見張っていました。

 

その私の見張る行為は、あおが中学になる頃まで続いていました。

 

多動が落ち着いてくると少し離れたとこれから見守れるようになったのですが、見張りグセは治りません。

 

家族で遊びに行ったり、旅行しても何も覚えていません。

いつもあおの背中を追っていたから。

 

他のお子さんが騒いでいたりチョロチョロしても子どもはそんなものと思えるのに

我が子になるとどうしてだめなのか。

 

そんな自分が本当に嫌で

とても疲れました。

 

でもあおが成長するにつれ、だんだんと一緒にいる時間が短くなってきて私の目が届かないようになってくると、少しずつ気にならなくなってきました。

 

あおが成長して、問題行動をしなくなったからかなぁと思っていました。

考えてみると小学校に入ってから外で問題行動をしていないのです。(幼稚園時代は服薬をしていなかったので、先生方に迷惑をかけたりお友達に相手にされない事もありました。)

 

ずっと、何かダメなことをしたら周りは私の躾のせいだと思うのではないかと思っていました。

 

今でも職場で注意を受けることがあるのですが、家で教えても教えても上手くいきません。「親は何をしているんだと思われているのではないか。」と思ってしまいます。

 

そんな事を考えていたら

もう1人の自分が、「あら、ぴのこさん死ぬまで心配してるの?そろそろあお君を信じてあげなさいよ。あなたが死ぬ時にあお君のせいで何も出来なかったって言わないでよ。」と言ってきました。

 

私は以前長女に「お母が死んだらあおの守護霊になって耳元で行動を教えたい。

ピノキオに出てくるジミニークリケットみたいに。」(ジミニークリケットは守護霊ではないけど。)

と言っていました。

f:id:pinopinotan:20190107165021j:image

 

でも、もう大丈夫。

私は生きている間に、あおが自立が出来るように充分やってきた。

身近で見てくれていた人はみんな知っている。

 

教える事は教えてきたんだ!

 

 

後は早く外に出して(親元から離して)見守って行かなくては。

 

そしての私の人生を楽しもう🎶